超高齢化社会の進展に伴い、介護職は全国的に需要が高まっている。求人はどこでも溢れており、介護スキルを持っていれば仕事に困ることはないだろう。ただその反面、人材不足の影響が色濃く現れている業界でもある。特に長時間労働や低賃金、重労働など、厳しい労働環境が問題視されており、それらの問題が関連して、離職率が高くなってしまっている。

よって、多くの介護施設では慢性的な人材不足を抱えている。介護職の求人は売り手市場であり、比較的転職しやすい状況だといえる。とはいえ、採用担当者側は誰でも構わず採用するわけではない。応募者の中から、本当に信頼できる人、そして長く働き続けてくれる人を採用したいと考えている。

面接では、介護職としての経験やスキルだけでなく、人柄や適性も重視される。介護の仕事は、体力仕事だけでなく、精神的な強さも求められる仕事だ。加えて、利用者たちに安心感を与えられる人物でなければならない。介護職員は施設の顔であり、人柄は特に注視される部分だ。利用者に認められるためには、利用者含め家族の心に寄り添い、コミュニケーション能力や共感力、そして忍耐力があることが基本的な条件となるだろう。

面接では、自己PRや志望動機を通して、これらの資質をアピールすることが重要だ。また、介護職は、チームワークが重要であるため、協調性やチームワークを重視できる姿勢もアピールしておこう。残業や休日出勤にも対応できる柔軟性もあれば、採用担当者はより高く評価してくれるだろう。